スレート屋根はセメントを固めて屋根の形に成型させた屋根です。
屋根の強度を高めるために昔はアスベストを含有させていました。
ノンアスベストとはそのアスベストが含まれていないという意味です、屋根業界ではアスベストが含まれていない屋根のことを意味します。
ノンアスベストを略して「ノンアス」を私たちはよぶことが多いです。
屋根工事会社のスタッフや職人さんが「ノンアス」と言っていたら、アスベストが含まれていない屋根のことであると認識してください。
屋根のメンテナンスのご相談という事で現地調査を行うと屋根材にはコロニアルNEOが使用されていました。
このコロニアルNEOは、メンテナンス方法が非常に重要です。この屋根材は特定の特徴を持っており、適切なメンテナンスを行わないと問題が発生する可能性があります。
大きな欠けが生じやすく、小さな欠けでも見逃すと全体的な欠損が生じる可能性があるため、定期的な点検と修理が必要です。
コロニアルNEOは他の屋根材と比べてひび割れや割れが生じやすい特徴を持っています。
これはコロニアルNEOがノンアスベストの屋根材であり、構造や素材の特性によるものであるため、その特性が割れやすさを引き起こしています。
下葺き
屋根の軒先(低いところ)から棟(高いところ)に目がけて、防水シートを敷き詰めます。
防水シートはルーフィングシートや下葺き材(したぶきざい)ともよばれます。
防水シートは最終的に屋根からの雨漏りを防ぐ、重要なシートです。
屋根カバー工法をおこなう一番の目的は防水シートを新しく張ることです。 戸建住宅用だけでも、防水シートは20種類以上あります。
低価格で低品質なものから、高価格で高品質なものまで種類はさまざまです。
防水シートを選ぶ時は、高品質かつ古い屋根に適合する商品を選びましょう。
軒先とケラバに板金を取り付ける
屋根の外周に幅10cmから20cm程度の板金部材を取り付けます。
軒先唐草(のきさきからくさ)やケラバ水切りとよばれる板金部材です。
板金部材のことを役物(やくもの)とよぶ業者もいます。
本来、板金部材は屋根本体と規格が合うメーカーの純正品(規格品)をつかうべきです。
しかし、メーカー純正品ではない板金部材をこっそりつかう業者が意外と多いです。
規格適合品でないことが原因で、屋根がはがれたりすることがあります。
メーカー純正品の板金部材をつかっているか必ず確認しましょう。
金属屋根を張り付ける
金属屋根を屋根面に張り付けます。
今回使用した金属屋根材は、アイジー工業のスーパーガルテクトです。
スーパーガルテクトは横葺き・かん合式・エスジーエル鋼板屋根です。
鋼板の裏側には断熱材があり、カバー工法で屋根を仕上げると断熱効果が高まります。
スーパーガルテクトを張る留め具は釘もしくはビスを用います。
基本的に釘で十分ですが、30cm間隔でビス打ちしてあげると耐風性能があがります。
屋根材の種類はたくさんあります。
同時に屋根の施工方法もいくつかあります。
どんな屋根材をつかって、どんな施工方法で仕上げるのか、ぜひ確認してください。
棟板金を仕上げる
金属屋根材を張り終えたら、棟板金の下地を取り付けます。
棟板金の下地には腐りにくい素材の製品がおすすめです。
この下地は木と違って腐ることがありません。
以上、NURI右衛門による屋根カバー工法の解説でした。
このページに記載している工事方法や手順は、NURI右衛門の経験に基づく工事手順です。
NURI右衛門の施工管理社員や職人さんが共有している施工方法となります。
他の業者様とは異なる施工方法や考えが多分あると思います。
違いについては、あらかじめご了承ください。
このページで一番伝えたいことは、屋根カバー工法は思っている以上に複雑であるということです。
防水シートの種類から屋根材、板金の仕上げ方など、おさえるべきポイントがいくつもあります。
それにもかかわらず、あたかも簡単な工事のようにサラリと語られることが多いです。
「NURI右衛門は、塗装専門店だから屋根工事は、苦手なんでしょ?」
なんて大間違い❗️❗️
NURI右衛門では、屋根工事の経験豊富なベテラン職人が自社職人として働いております!
屋根・外壁のメンテナンスをお考えの際は、是非NURIにご相談ください🙇
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