外壁塗装を検討するうえで欠かせないのが「どんな塗料でお願いするか?」という塗料選びですよね。色や価格はもちろんですが、最新技術の粋を集めた塗料には「高耐久」「低汚染」「遮熱・断熱」といった様々な機能性を兼ね備えたものまで、多くの塗料が世の中に存在し、色々なことが書かれているうえに、さらに科学的な解説も多いため、どうしても「ややこしい」「難しい」と感じるポイントが多いのです。
そのため、却って塗料選びの難所となってしまうこともしばしば……🤔
メンテナンスサイクルや費用などが変わりますから、選ぶ側のお客様としては「我が家にはベストな塗料は何なのか?」と、迷ってしまいますよね💦
本日のブログは、外壁塗装の塗料の種類、そして選び方などのご説明させていただきます✨
外壁塗装を検討する方必見の内容です!
ウレタン塗料
主成分であるウレタン樹脂は柔軟性に優れているため、木部や金属、プラスチックに至るまで塗る場所を選ばない万能選手で、環境と立地によってはそれなりの耐用年数も期待できるという特徴があります。
ただ、今ではウレタン塗料よりも価格と性能のバランスに秀でたシリコン塗料が主流となっています。
価格(㎡単価)
1,500円~2,000円/㎡
耐用年数
7年~10年程度
シリコン塗料
シリコン塗料は外壁塗装において一番使用されている種類と言えます。
低コストかつ耐用年数もそれなりに長いことから、数多くの支持を得てきました。
約70%の外壁塗装で使用される塗料の種類というデータが、シリコン塗料のコストパフォーマンスの良さを物語っています。
価格(㎡単価)
1,800円~2,300円/㎡
耐用年数
10年~12年程度
ラジカル制御型塗料
2010年代より各メーカーがこぞって新製品を投入しており、競争が激しいジャンルと言えるかもしれません。
ラジカルを簡単に説明すると、塗料の樹脂や顔料にダメージを与えることで塗膜の劣化を引き起こしてしまう物質です。
ほどんどの塗料に含まれる顔料の「酸化チタン」が紫外線を吸収することでラジカルは発生します。
そのラジカルの発生を抑制する機能を持たせることで塗膜の劣化を遅らせ、塗料としての耐用年数を延ばせるのがラジカル制御型塗料の特徴となります。
価格(㎡単価)
2,000円~2,500円/㎡
耐用年数
10年~15年程度
フッ素塗料
高価な塗料に分類される種類ではあるものの、耐用年数が長いため頻繁に塗り替えができないビルやマンションといった建物に利用され、耐候性と寿命の長さがしっかりと証明されています。
その実績からスカイツリーの塗装にも使われました。
近年では選びやすい価格帯の商品が増加し、一般住宅の外壁塗装に使用される機会も増えています。
価格(㎡単価)
2,500円~3,000円/㎡
耐用年数
15年~20年程度
無機塗料
紫外線や雨水の影響を受けない無機物を主成分とした樹脂が用いられているため、これまでご紹介した塗料の種類の中でも耐候性が群を抜いて高く、耐用年数が20年以上のとにかく高耐久な塗料です。
無機と有機のシリコン結合の良いところを組み合わせています。
価格(㎡単価)
3,500円~4,000円/㎡
耐用年数
20年~25年程度
水性塗料の特徴
外壁塗装では、現在は水性塗料が主に使われています。水性塗料の場合、塗料を薄める希釈剤として水を使っているのが特徴で、油性塗料で使用するシンナーを使わないため、塗料の臭いが少ないのが特徴です。また、引火性や環境への悪影響が少ないメリットもあります。油性塗料と比較すると耐久性は低下しますが、現在は水性塗料の開発が進んでおり、耐久性に優れた種類も販売されています。
油性塗料の特徴
油性塗料には、塗料を薄める希釈剤としてシンナーが含まれるため、塗料の臭いが強いというデメリットがあります。家が密集する住宅街の場合には塗料の臭いが近隣にも広がりやすく、工事中の自宅にも臭いが入り込むことに注意が必要です。
一方で油性塗料は雨に強く、水性よりも美しい状態を維持できるメリットがあるため、塗料がなじみにくい材質の塗装や屋根の塗装で使用されることが多いです。
外壁塗装を考えた際に悩むのは塗料選びです。
もちろん耐用年数が長く高機能な塗料が良いですがそのぶん高価になりますし、一番やすい塗料を選ぶとその分耐用年数が短いなどのデメリットがあります。
ですから、塗料選びは、ご自身の方針に合わせた塗料選びが大切です。
外壁塗装の塗料の選び方ですが、人によって重要視するポイントが異なります。
【ポイント1】
塗料の耐用年数の長さ重視ならフッ素か無機がおすすめです!
耐用年数の長い塗料を選択することで、一回の工事で外壁塗装が長持ちするため、家の塗装工事を頻繁に何回もしなくて良くなることが大きなメリットです。
反面、耐用年数の高い塗料は、費用がかかるため、一回の工事費用が高くなることがデメリットです!
【ポイント2】
一回の工事費用と耐用年数のバランスで選ぶならラジカル制御型塗料がおすすめです!
一回の工事費用と耐用年数のバランスで選ぶ場合は一回の工事の費用が高くなりすぎず、かつ耐用年数もそこそこ長いので工事も10年近くしなくて良いという点です。
比較的新しい塗料のため実績がまだ少ないことですが、通常のシリコン以上の耐用年数をもっているため、性能面でいうならラジカル塗料がおすすめです。
今回は、外壁塗装の塗料の選び方についてご紹介しました✨
外壁塗装を考えた際に、もちろん耐久性が高く高機能な塗料が良いですがそのぶん高価になるため、ご自身の方針に合わせた塗料選びが大切です‼️
また、塗装工事はあくまで建物の中の一部分の工事ですので、家そのものの劣化を防ぐためには外壁やその他の部分の劣化状況調査や補修などもしっかり行う必要があります☝️
なお、弊社も湘南・西湘地区を中心に外壁塗装を行っております‼️
もし、もっと知りたい方がいらっしゃいましたらNURI右衛門までお問い合わせください✨
今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました🙇
NURI右衛門
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