住宅は築年数を重ねることで、外壁の劣化は避けることができません。
建物状態は、東西南北で劣化症状や汚れなどが必ず違っているものです。
例えば、南面や西面は日差しを受けやすい面なので、紫外線による経年劣化が多く見られます。
反対に北面は日が当たらないことから、カビや藻、苔といったものが多くみられます。
コロニアルNEOは、「塗装出来ない」「してはいけない」屋根材の代表格です。
クボタ(現KMEW)から2001年から2008年の間に販売されたコロニアルNEOは、耐久性の乏しいノンアスベスト屋根材として、その8年間の間に数多くの戸建住宅に採用されてしまいました。
コロニアルNEOが製造・販売されていたのは2001年から2008年の約8年間です。
一般的なスレートのヒビ割れは、釘打ち箇所から割れることがほとんどですが、コロニアルNEOは、不自然な箇所からの方向性のない不規則なヒビ割れや欠けが起こります。
これは、コロニアルNEOに限ったことではありませんが、この時期の耐久性に乏しいノンアスベスト屋根材は、初期症状として基材の反りが見られます。
ベランダの軒天に雨染みがある場合は、雨漏りの可能性があります。
早めの点検と補修が必要です。
軒天の雨染みは、ベランダの防水機能のなどの劣化が原因で発生することがあります。
放置すると、雨漏りが進行し、軒天の腐食や建物の他の部分への被害につながる可能性があります。
ベランダの床は、新築時には防水施工されており、雨が降っても雨漏りしない造りになっています。
しかし、その防水も経年劣化や施工不良によって剥がれてしまうことがあります。
もし剥がれが見つかったら、放っておくのはNGです。
シーリング材は経年とともに、紫外線や気温変化などのダメージによって劣化が進み、シーリング材の硬化や肉やせが進むと、ひび割れたり隙間が生じたりします。
サイディングの目地や窓廻りや設備廻りなどのシーリングに亀裂が生じたり、剥がれかけているなど劣化している場合は、防水性や気密性が保てなくなっている為、シーリングの打ち替えが必要となります。
外装改修工事を行う際には必ず足場を設置しなければなりません。
高い場所での作業というだけでも危険性が伴いますが、不安定な場所での作業かつ丁寧で質の高い塗装を行わなければなりません。
いくら職人が高い場所に慣れているとは言え、足元が不安定で転落の可能性がある状態では作業に集中しづらいです。
そのため、足場をしっかり仮設して職人が集中して作業をできる環境を作ることで、塗装の塗りムラや塗り残しなどの確認をしっかり行えます。
まずは、高圧洗浄です。
屋根カバーをする際に高圧洗浄は、必須ではありませんが汚れや苔が付着したまま新しい屋根材を乗っけるのは嫌ですよね。
弊社では、屋根カバー工法の場合でも高圧洗浄をさせて頂いております。
※屋根材に高圧洗浄できない場合もあります。
屋根カバー工法は既存の屋根材を残したまま、新たな屋根材の上に重ね張りをしていきます。
まずは棟板金と貫板を撤去し、ルーフィングを重ねていきます。
ルーフィングは軒先から棟や外壁に向かって重ねていきます。
使用材料は田島ルーフィングのタディスセルフです。
通常の粘着層ルーフィングはべたべたとし、張った瞬間に密着する為、剥がしにくく施工に不便性を感じます。
対してタディスセルフは遅延型の粘着層になる為、貼り直しは可能、施工数時間後に徐々に密着していく防水紙です。
施工も簡単で確実な為、既存の屋根材があるカバー工法にはピッタリです。
ケラバ水切、唐草などを設置していきます。
屋根の端や軒先部分に役物を取り付けます。
新規屋根材の張上げ後、中央に棟板金を取付けていきます。
下地には、樹脂製のタフモックを使用しています。腐食しないので耐久性の高い部材です。
ガルテクトは、アイジー工業株式会社が製造・販売する金属屋根材です。
特に断熱性や遮熱性に優れ、軽量で耐久性が高いことが特徴です。
ガルバリウム鋼板をベースに、表面に断熱材を一体化させることで、屋根裏への熱の浸入を防ぎ、省エネ効果を高めます。
塗装を始める前に、高圧洗浄機を使用して苔や汚れ、埃を洗い流していきます。
外壁は、紫外線や雨風にさらされていますので、大気中の汚れが壁に少しずつ付着し、溜まった汚れが、壁にくすみやカビ、苔を発生させます。
新しく塗る塗料を長持ちさせるために必要不可欠な作業になります。
なぜなら、高圧洗浄を行わないまま外壁塗装を行った場合、汚れの上から塗料が塗られるため、下地と塗料の密着性が低下し、塗膜の不具合が起こることがあります。
駐車場の土間コンクリートを洗浄するには、高圧洗浄機を使用する方法があります。
ただし、高圧洗浄機を使用すると表面を削ってしまう可能性があるため注意して作業する必要があります。
まずは、古いコーキングを撤去していきます。
コーキングの両サイドと外壁接着面との間にカッターなどで切り込みを入れ、剝がしていきます。
外壁接着面に古いコーキング材の取り残しがあると、新しいシーリングがくっつかないため、カッターやヘラでキレイに削ぎ落ししていきます。
また、接着面や外壁面のゴミ、油分、水分は刷毛や布等で掃除し、マスキングテープやシーリング材が付着しやすいようにします。
プライマーは下地材とコーキングとの接着性をよくするものでシーリング材にセットされているメーカー指定のプライマーを使用し、塗り残し、塗りムラ、塗り不足がないように入念に塗布します。
プライマーが確実に塗布されていないとサイディングの動きに追従できません。
ボンドブレーカーを使用することで、シーリング材がサイディング材に触れるのは2面のみとなるため、シーリング材が伸び縮みするときに目地割れを起こす可能性を軽減できます。
専用のガンを使って、目地にシーリング材を注入します。 奥までしっかりと入れ込めるように、少々多めにシーリング材を流し込みます。
シーリング充填時には、内側に空気が入らないようにしっかりと充填するのがポイントです。
ヘラやバッカーを使って、表面に段差がつかないように丁寧にならしていきます。
圧着させて密着性を高めてから、余分なシーリング材を削ぎ取っていきます。
オートンイクシードは、オート化学工業株式会社が開発した高耐久シーリング材です。
高い耐久性と耐候性を持ち、長期間にわたって建物を雨水の侵入から守ります。
新築やリフォーム時の外壁の隙間を埋めるために使用され、一般的なシーリング材よりも長寿命であることが特徴です。
金属の塗装の際にケレン作業を行うことで、塗料の密着度を高め、塗装の仕上がりの美しさや耐用年数を保つことができます。
ケレン作業とは、塗装する前に金属の表面を清掃したり、サビや旧塗膜を落としたり、表面を荒らしたりする作業です。
金属に錆止め塗装を行うことで、金属の表面に防錆皮膜を形成することで、錆びを防ぐ効果があります。
下塗り塗料を塗らないでそのまま中塗り・上塗りを塗ってしまうと、下地と塗料の密着性が低下してしまいます。
密着しづらい下地でも、適切なプライマーを間に挟むことで、密着性を向上させることができます。
いわば中塗り・上塗り塗料と下地との「接着剤」のような役割を持っています。
こちらも外壁下塗りを行なっている写真です。
外壁塗装の中塗りは塗膜の強度を高め、仕上がりを美しくする重要な工程です。
下塗りと上塗りの間に行うことで、塗装の耐久性や保護効果を一層向上させます。
中塗りを怠ると外壁の保護効果が低下するため、しっかりと行うことが大切です。
こちらも外壁中塗りを行なっている写真です。
中塗りをしっかり乾かしてから上塗り塗料をたっぷり規定量を塗っていきます。
上塗りとは、外壁塗装の全行程のなかで一番最後に行う作業のことです。 下塗りと中塗りのあとに上塗りで仕上げるという形になるので、外観の美しさを決定づけるという大事な役割があります。
また、上塗りによって塗料の性能を高め、住宅の寿命を延ばすことに繋がります。
こちらも外壁上塗りを行なっている写真です。
ダイナミックトップは、関西ペイントが製造・販売する外壁用水性塗料で、ラジカル制御技術を採用したシリコン塗料です。
従来のシリコン塗料よりも高い耐久性を持つとされ、フッ素塗料に匹敵する耐用年数が期待できます。
塗装によって雨樋の素材を保護し、劣化を遅らせる効果があります。
特に塩化ビニール樹脂製の雨樋は、紫外線による劣化が進みやすいため、塗装による保護が重要です。
耐久性を高めることで、頻繁な交換や修理の手間を省き、長期にわたるコスト削減になります。
スチール製のシャッターボックスであれば、さびを防ぐために塗装する必要があります。
塗装しないで劣化したまま放置していると錆が進行してしまい、穴があいてしまうこともあります。
穴が空く前に塗装することで交換しなくて済むので、メンテナンス費用を抑えることができます。
ベランダの排水トラブルで多いのが「ドレンの詰まり」です。
ドレンとは、ベランダに降った雨水を排水するための排水口のことです。
風で飛んできた落ち葉やゴミが溜まりやすい場所です。
特に秋は落ち葉が多く、ドレン周辺に蓄積されやすくなります。
この部分が詰まると、水が流れずベランダに雨水が溜まり、雨漏りや防水層の劣化の原因となります。
既存の防水層をカッターを使って剥がしていきます。
全体を剥がしていきますと防水層の下に水分や泥が溜まっていました。
防水層を剥がすと、広範囲に漏水の跡が見られ、床下地の構造用合板が黒っぽく腐食していました。
特に排水口の周りはかなり傷みが進行し、少し触れただけでも簡単に穴があいてしまう状態でした。
腐った木下地を取り除いていきます。
梁と桁の腐食と、床下地のコンパネが腐食していました。
雨漏りで腐食した床材を撤去し、床材を一新。
同時に防水工事を行うことになりました。
まず、腐食した床材を撤去し、構造材が露わになった状態にします。
ベランダの防水工事を行っている業者は、床の土台作りができない場合が多く、二社に依頼しなければならないケースもありますが、NURI右衛門ではどちらも同時に承ることができます。
腐食部を削り取り、接ぎ木して補修しました。
桁、梁等の構造材は、垂木を抱かせて金物補強で補強しました。
構造用合板とは耐力壁(地震に備えて建物の強度を増す壁)に使用される合板のことです。
人が立つ床面に使用しても、充分な強度が確保されています。
腐食が酷い部分は全て撤去し、構造用合板28mmに張り替えていきます。
雨水が上手く流れるように65角の木材を勾配通りに加工していきます。
ベランダを支えるための根太を設置します。
ベランダ床の傾斜が不十分で雨水の排水がうまくいかず、防水層の劣化や漏水につながることもあるので、傾斜は入念に確認しました。
根太の設置が終わったら構造合板24mmを貼っていきます。
構造合板を貼り終えたら12mmの調湿ボードを貼っていきます。
面木は防水層が施工される際、特に入隅部分に取り付けられる部材で、直角の部分を斜めにすることで、防水層の切れや剥がれを防ぐので、雨漏りのリスクを減らしてる重要な部材です。
屋上・バルコニーでは床面と立ち上がり(壁・塀)の箇所になりこの箇所は切り離されて作られているためどうしても隙間が生じてしまいます。
入隅シーリングを行わないでウレタン防水作業を行うと破断しやすく、地震・寒暖の差などでひび割れが発生しやすくなります。
なので、入隅シーリング作業は必須作業になります。
ウレタン防水とは、建物に雨水を浸入させないために行う防水施工方法の一種です。
液体状のウレタン樹脂を2回塗り重ねることで水を通さない防水層を形成できます。
液体(塗料状)の素材を塗り広げることで防水施工することを塗膜防水と呼び、継ぎ目なく施工できることが特徴です。
ウレタン樹脂の塗布が完了したら、トップコートを塗布します。
既に防水効果は発揮できるのですが、むき出しになったままの防水層は紫外線や風雨によって劣化してしまいますので、保護のために表面にトップコートを塗っていきます。
全体にトップコートを塗ったらウレタン防水の完成です。
ウレタン防水工事は一連の工程を丁寧に行うことで、高い防水性能と耐久性を発揮します。
この度は、数ある塗装業者の中から、弊社をお選びいただき誠にありがとうございました🙇
塗装工事の対応について、職人の対応についても、お褒めのコメントをいただくことができて大変光栄です✨
今後もお客様のご期待にお応えできるよう、スタッフ一同尽力して参りますので 今後共末永いお付き合いを どうぞ宜しくお願いいたします🙇