小田原市T様邸 屋上防水、外壁塗装
施工前全景

今回は、屋上の防水と外壁塗装のお問い合わせで現地調査に伺いました。

気になったのが、塔屋に雨樋が付いていないためか雨水が原因で外壁がかなり汚れていました。

雨樋がない場合、雨水は流れ落ちた土砂や埃を含んだ状態で外壁に付着します。 

この汚れは、雨水だけではなかなか落ちず、外壁の美観を損なうだけでなく、建物の劣化を促進する要因にもなります。


防水材料:プルーフロンバリューNS

外壁塗料:ロイヤル無機

施工日数:20日

防水保証:8年

外壁保証:10年

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足場設置

足場は、塗装工事をする際に使用します。

もちろん職人が地面に足をつけて塗装できる範囲では必要ありませんが、それ以外の箇所では必須です。

なぜなら、足場無しの安くした工事は、かえってコスト高になることがあるからです。

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高圧洗浄

外壁に高圧洗浄を行う場合は、汚れのひどい箇所を専用洗剤で洗浄してから、高圧洗浄機で汚れを落とします。

苔やカビの汚れには薬品洗浄が有効です。

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コーキング撤去

ALCパネル外壁材は、簡単に切れてしまいますのでシーリング部分だけをカットしていけるように慎重に気を付けながら作業を進めていきました。

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プライマー塗布

シーリングの接着性を高めるために専用のプライマー材を塗布していきます。

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コーキング打設

ALCは柔らかい外壁材であるため、オートンイクシードのような密着性の高い弾力のあるシーリング材の場合は、揺れで外壁材を欠けさせてしまう恐れがあるとのことで、不適であると言われていますので、今回はALC専用コーキング材のオートンCP1を使用しました。

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外壁下塗り1回目(シーラー)

セラミック塗料仕上げは耐久性も高く、見た目が本物の石のような意匠性の高さも人気の理由でした。

塗料の樹脂の種類にもよりますが触れると砂のようにポロポロと剥がれ落ちてしまい、お客様もこの症状に大変お困りでした。

そこで通常の下塗りの前に、脆くなった塗膜をカチッと固めるためにシーラーという下地に浸み込んで固まる塗料をプラスする計4回塗りをご提案いたしました。

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外壁下塗り2回目(フィラー)

微弾性フィラーとは、下塗り材の1種で、外壁の下地調整などに使われます。

その名の通り、少し弾性の下塗り材なのですが、使い方や下地によっては微弾性フィラーが大きな効果を発揮します。既存の塗膜がセラミックでしたので、今回使用する微弾性塗料は、ひび割れに強く、防水性が高い、そして透湿性もあるエスケー化研のアンダーサーフDSを塗らせていただきました。

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外壁中塗り

次は下塗りが十分乾きましたら、中塗りの作業に入ります。ムラなく均等に塗ることがポイントです。

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外壁上塗り

ローラーにたっぷり塗料を含ませて、缶の中で量を調整してから壁に乗せていきます。

中塗り段階でもかなりしっかりと塗膜が形成されていますが、上塗りを重ねることでより厚膜になるので耐久性が増し、塗料の光沢感も現れてきます。

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雨戸塗装前

表面の塗装が劣化して、粉だけになると、雨が降ったときに粉も流れてしまうので、色あせが発生します。

耐久性だけでなく見た目も悪くなってしまうので、再塗装が必要となります。

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雨戸錆止め

ケレンが完了すると、ここからは本題の塗装工程へと移ります。ローラー工法の場合はローラーを使って塗装を行い、吹き付け工法ではスプレーガンを使用します。

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雨戸中塗り

中塗りは、雨戸・戸袋の2度目の重ね塗りとなる工程です。中塗りからはお客様にお選びいただいた色の塗料を基本的に使用していくため中塗りを終えると雨戸・戸袋の塗装は完成に近い見た目となりますね。

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雨戸上塗り

雨戸・戸袋の塗装において3度目に該当する塗装作業が上塗りです。

同じ塗料を中塗りと上塗りの2回に分けて塗る理由は、塗膜を最適な厚みに仕上げるためです。

どんな塗料にもメーカー指定の正しい施工方法があり、その方法にしたがって塗装することで最高品質の塗装が実現できます。

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屋上防水施工前

屋上に上がらせていただくと、防水モルタル仕上げでの屋上でした。モルタルが浮いてはいませんが、見ての通りほぼ全面でひび割れを確認することができます。

端の方をうかがうとシーリングに土埃も溜まり、苔も生え、だいぶ劣化しているようです。このままではここから雨水が浸透し、家屋を傷めてしまう可能性があります。

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高圧洗浄

高圧洗浄機を使用して、付着している砂やホコリ、コケ、カビなどの汚れを除去します。

また、密着した汚れは簡単には取れないので、丁寧に洗浄することが重要です。

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伸縮目地撤去

屋上のモルタルには伸縮目地が存在します。

伸縮目地は、温度変化によってモルタルが膨張・収縮した時に、モルタル同士がぶつかり合ってヒビが入らないようするクッションのような働きがあります。古い目地を撤去しないまま施工すると、経年劣化でクラックが入り雨漏りの原因になります。

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目地処理

古い目地の撤去と清掃を行い、新しいシーリングを入れることが重要となります。

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クラック処理

放置しておくと防水層を破断させ、雨漏りの原因となります。

正しい修繕としては、コーキング材が奥まで入り込むようにVカットやUカットと呼ばれる方法でひび割れ周辺を削り、そこにコーキング材を充填して防水処理を行います。

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ノロ引き

ノロ引きとは、セメント・樹脂・水を混ぜ合わせて作られた樹脂ノロを、下地に塗布する作業のことです。

下地の状態に合わせて、樹脂ノロと硅砂を混ぜ合わせた樹脂モルタルを使用するケースもあります。

下地の劣化が激しい場合や新旧の防水層の相性によっては、下地を整えるためにノロ引きが必要となります。

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プライマー

調整した下地にプライマーを塗布していきます。

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通気緩衝シート

通気緩衝工法は、名前の通り通気緩衝シートを使用する工法です。

プライマーを塗布した下地に、通気緩衝シートを敷設します。

通気緩衝シートには、空気の流れを促し下地の湿気を逃す役割があります。

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脱気筒取付け

その湿気を大気中に逃がす役割をするのがこの脱気筒と言うステンレスの筒です。

特に動力が付いているわけでもなく、湿気は下から上にしか逃げられない特性を生かし屋上の勾配を見て1番高い位置に取付けます。

そうしてやる事で自然に大気中に逃げて行きます。

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ウレタン防水1層目

立上りと土間にウレタンを塗布していきます。

これは1層目の状況です。

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ウレタン防水2層目

これが2層目の状況です。

ウレタンは基本的には2回に分けて塗布し厚みを確保していきます。

1度に厚みをつけようとすると色々な不具合が発生してしまいますので日にちをかけて2回に分けて塗布します。

ウレタン塗膜の平均的な厚みは2.0㎜程度です。

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トップコート

最後にウレタン層を保護する為のトップコートを塗布し完了となります。

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ビフォーアフター矢印
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お客様アンケート

この度は、数ある塗装店の中から弊社を選んでいただき本当にありがとうございました🙇

また、高評価、本当にありがとうございましす✨

沢山の嬉しいお言葉、重ね重ねになりますが、ありがとうございます!

他のお客様にも、同じように、それ以上に喜んでいただけるよう今後も精進していきます🫡


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